ひとりしゃちょうのブログ

10年間ひとりで会社をやっている社長のブログです!!

採用権限がある人に出会うには~転職戦略(3)~

こんにちは、ひとりしゃちょうです。
前回は自分という商品を売るためにまずはマーケティングをして、履歴書や職務経歴書をブランシュアップするという話をしました。今回はどうやって企業に直接応募するか(売り込んでいくか)を考えてみたいと思います。

もし脱社長してサラリーマンに転職するなら~転職戦略(1)~

就職活動とは自分という商品を売ること~転職戦略(2)~

 

企業側にとって、直接応募とは・・・


「エンドユーザーに出会うこと(マッチング)さえできれば、自分という商品は必ず売れる」。そこまで、マーケティングができた場合の後の話をしていきます。

企業に直接応募する場合、当然、企業のホームページから応募することになると思います。恐らくその時点で、人材派遣会社(エージェント)を使っている人とはある程度の割合で差別化できると思っています。なぜなら、ほとんどの人が直接応募するのに気が引けて、正規ルートの(みんながやっている)人材派遣会社を通して、就活をしようとするからです。前にも言いましたがみんなと同じは、真面目と評価されて選ばれるどころか、ほとんどが埋もれてしまうと思います。

それともっと現実面で、人材派遣会社経由で採用してしまうと、企業は年収に応じた成功報酬を人材派遣会社に支払わなきゃならないので、できるだけ直接応募してきた人の方が採用したいと思います。成功報酬もバカにならない金額ですし。同じ人材だったら直接応募の方を採用するはずです。

 

だれに会えばいいのか


ただ仮にホームページからの直接応募であっても、ライバルは多いんじゃないかなと思います。なぜなら当然それ自体も正規ルートなんで。

一番大切なことは、採用権限がある人と出会うことです。すなわち、求人を出している担当部署の部長、あるいは人事部門の部長です。もっと言えば、本当は社長です。その人達に、履歴書や職務経歴書を読んでもらって、面接をしてもらえれば、採用してもらえるはずです。エンドユーザーにさえ出会えれば、必ず売れるところまで、ブラッシュアップしてきたわけですから。

間で窓口をやっている中間担当者の数が多ければ多いほど、エンドユーザーのニーズとズレてきてしまいます。また自分の価値に気付いてもらう確率が減っていきますので、極力、エンドユーザーとコンタクトを取りたいわけです。

 

採用権限がある人に出会うためにはどうすればいいのか


ではどうすれば、エンドユーザー(採用権限がある人)に出会うことができるのか。

自分なりに思い浮かぶやり方は以下の3点になります。

a) 直接会う
b) 直接郵送する
c) 直接SNSでコンタクトする

a)は誰か内部の人に紹介してもらえれば早いんですけど、なかなか気合いがいる作業になると思います。大物に会う系のYOUTUBEとかでも見た事ありますけど、よっぼど腰を据えないとハードル高いなって印象です。特にこのコロナ禍ではガードも高いでしょうし。ただ実際に社長に出会えてしまえば、話を聞いてくれる可能性は高いと思います。社長って瞬時にソロバンたたきますし、そういう変人が好きな人が多いですから。
また、エクスポ系の展示会や学会、交流会、セミナーなどはいいかもしれません。応募希望の部署の部長が登壇したりするので、事前に誰が出演するか把握できますし、ターゲットを絞りやすいです。

b)は郵送応募していない会社限定のアプローチ方法です。本社宛に郵送することになると思いますが、大手企業であるほど、受け取った担当者は郵便物を自分の手で廃棄しないと思います。廃棄リスクがありますので、必ず捨てる権限がある人まで渡るはずです。場合によっては、人事部長の手まで渡るかもしれません。ただ逆に、直接郵送する人達は一定数いるはずですから、既に廃棄するシステムが出来上がってしまっている企業は、言語道断で窓口で廃棄されてしまうかもしれませんが。
システムさえなければ、確率が高くなるやり方だと思います。イレギュラーな方法ほど、人の印象って残りやすいですから。

c)は現代社会では、一番労力としては低いやり方ではないでしょうか。属性をこちらから簡単に調べられるので、エンドユーザーを見つけられる可能性が高いです。特に偉い人ほど、○○部長やら社長って肩書を書きたがりますし。
人事部長については、直接連絡を受けた経験がある人もいると思うので、多少ガードが高い人もいるとは思いますが、担当部署の部長は恐らくほとんどそういった経験がある人はいないんじゃないでしょうか。であれば、うまくやり取りできれば、きっと履歴書や職務経歴書を読んでくれると思います。人って経験がないことに、必ず好奇心を示しますし。

以上より、3パターンを考えてみましたが、その他にも複数絡めて、アプローチするのがいいと思います。営業の世界ではメディアミックスがいいと言われていますし、どこかで一度目にした人は、他の媒体で再度目にした瞬間、圧倒的にハードルが下がるって聞きます。

 

とにかく時間をかける


最後になりますが、就活や転職には時間をかけた方がいいと思います。そもそも前回、採用とは非常に高いものを売ろうとしているっていう話をしましたが、超高級マンションなんてそう簡単には売れていきません。さらにその採用自体が終身雇用の場合、下手をしたら自分の生涯年収を決めてしまう可能性があるので、安易に安売りしてはならないと思います。

また買う側(採用企業)のタイミングだってありますし、そもそもいつでも売れるものなんて世の中にありません。お客さんが欲しいと思った瞬間に、最大限アプローチできるような体制を自分の中で整えておく必要があると思います。会社の一部門で人を増やしたいと思っても、事業部長や社長に稟議を通さなければならないので、会社内でも気が遠くなるような手はずを踏んでいるはずです。失敗ができない買い物です。

だからこそ、逆に向こうからアプローチをしてもらえるくらい、SNSなどで自分をアピールするぐらいの余裕を持って、準備しておくのが良いと思います。

以上、起業をして10年目を迎える僕が、サラリーマンに転職する場合どうアプローチするかって話でした。ご清聴ありがとうございました。

 

 

 

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就職活動とは自分という商品を売ること~転職戦略(2)~

こんにちは、ひとりしゃちょうです。
前回から引き続き、今脱社長してサラリーマンに転職するなら、どうアプローチするかについて考えてみます。

前回の記事はこちらから

もし脱社長してサラリーマンに転職するなら~転職戦略(1)~ - ひとりしゃちょうのブログ


 

まずは自己分析に限る


「企業に直接応募する」場合というところまで話しましたが、その前に前提条件について話します。

自分の数少ないいち成功パターンですが、新卒の時の話になります。自分のやりたいことは太陽光発電のエンジニアということで小学生の時に決まっていました。詳細は↓を見てみてください。

進研ゼミの付録で知った地球温暖化、それが全てのはじまりだった~エピソード(01)~

僕が就活で京セラを選んだ理由~エピソード(02)~

なかなかやりたいことが見つからない人も多い中で、それが決まっているということは最大の強みで、一般化できない話で申し訳ないですけれど、とりあえずそれが前提条件です。

その上で話を進めていきますが、就職希望だった京セラのことを徹底的に調べました。ちょっと言い過ぎかもしれないですけれど、新卒採用の場合は恐らくそれで80%は決まってたんじゃないかなって感じています。考え方が自分に合っていましたし、本を読んで稲盛和夫氏の思想に感銘を受けてましたから。

就職や転職は企業からしたらものすごく高い買い物で、人を雇うということは鼻血が出るくらいの負債を負う事です。もちろん、そのことが本当の意味で分かっているのは聡明な経営陣や一部の管理職の人のみだと思いますが。人の人生を背負う、つまり途方もくれる話だということをまず知ることです。一生で見れば超高級マンションを買うというレベルでも足りないくらいの契約ってことなんで。

となると自分というそんな高い物を売るわけですから、導入からクロージングに至るまで、徹底的にストーリーを考える必要があります。企業分析をする中でターゲットを定めて、自分の強みをブラッシュアップしていきます。そして商品が売れるように、ブランディング化する、すなわち職務経歴書の一文一文にキャッチコピーを織り込めていきます。同じ事を言ってても、パワーワードじゃないとお客さんの心はつかめません。まー、すなわちマーケティング論のSTPです。セグメントを絞ってターゲットを決めてポジション(他者との比較)を定めてっていう、いわゆる物を売るのと同じことをやります。

恐らくこれだけでも、それなりには売れるものとして仕上がっていると思います。いいものは当然、営業するどころか、逆にほしいって要望されますし。市場原理です。ただここで忘れてはならないのは、商品は自分なので、その中身が変わるわけではありません。つまりマーケティングをしようがしまいが、その価値が上がるわけではないんです。あくまでも装飾にすぎないのです。

このことはとても大事で、裏を返せば、どんなポンコツでも(笑)、脚色さえしてしまえば、他人から見れば非常に価値がありそうなものに見えてくるという事です。本当は価値はないかもなんですけれどね(笑)。

すごくよく見える製品でも、実際に買って使ってみたら、全然使えなかったってこと、誰しも一度は経験していることだと思います。それと一緒です。

で、さらに人材って法律ですごく守られているので、西野カナさんバリに一度売ってしまえばよっぽどのことがない限り、永久保証ならぬ終身雇用なんですよ、日本って。まーコロナの影響もあって世の中の変革期に入っていると思うので、今後どうなるかは分かりませんが、少なくとも今の今は、そういうルールです。正社員にはプロ野球選手や芸能人のように契約更新なんてないですからね。ちなみに、正社員の権限は恐らくこの不況と契約社員の反撃によって、どんどん奪われていく気がしていますが、その話はまた。

ってってことで、僕が転職をするなら、前提としてまず商品を磨き上げることにリソースのほとんどを割くと思います。

ってことで今回はここまで。

 

 

 

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もし脱社長してサラリーマンに転職するなら~転職戦略(1)~

こんにちは、ひとりしゃちょうです。
39歳サラリーマン(製品開発エンジニア)の同級生から転職の相談を受けたんだけど、今回は自分だったらどうするかなーってことをふと考えてみようと思った話です。現時点では書類選考で落とされてしまったって状況らしいです。

僕は起業をして10年目を迎えているんですけど、その前はちゃんと6年間、サラリーマンを経験した人間です。で、実際に起業をしてみて感じたことは、世の中ってルールなんてもん、ほとんどないんだなってことです。サラリーマンって、決められた規則に乗っ取って行動をして、イレギュラーなことをするのを悪としていると思うんです。それこそ、一回寝坊しただけでも始末書書かされるレベルで叱られるし(笑)。だからこそ、ルールを守ろうとするし、それが体に染みついているんだと思います。

一方、起業して一歩外の世界に出てみると、周りの社長さん達や取引先の人達ときたら、まーズルしたり、奇策を使いまくっているのを知って(笑)、それに慣れるまでに本当に苦労しました。なんせメーカーエンジニア上がりのピュアなひとりしゃちょう青年だったので、こういったらあれですけど、振込を渋るお客さんの取り立てをするなんて、起業前は想像すらできませんでした。ただそのおかげで、世の中なんて結構インチキなんだな、って割り切れたし、そこそこ図太くもなれました。

ってことで、そんな少しズルくなった自分だったらどうやって転職のアプローチをするか考えてみようと思います。

 

友達の相談内容は・・・


転職の件でちょっと相談です。

今日、エージェントから電話あったんだけど、メーカーAは今年度の採用枠が埋まってしまってるからダメだったらしい。もしメーカーAを今後も受けたいなら2つ選択肢があると言われたよー。

①来年度応募する
②企業に直接応募する

①は通常は応募してしばらくは受けられないんだけど、今回は採用枠が既に埋まってるのが理由だから①もOKらしい。

②は仮にエージェント経由で受からなかった場合も直接応募だと稀に受かるらしい。エージェントには旨味全くないのに②を紹介されるのはちょっと謎。

②の直接応募考えてるんだけど、どうなのかなー?
来年度まで待った方が採用枠が増える可能性あるしいいのかなー?来年度だと40歳になるし転職市場的には30代の方が有利とも聞くからそれはそれでちょっと心配で。ご意見もらえると助かります。

 

どうやれば就職で内定もらえるかなー


上のようなメールを貰ったんだけど、直感的に①も②も両方やればいいんじゃないって感じました。両方やっちゃいけないっていうルールがたとえあったとしても。人と同じことしても受からない、むしろ人と違うからこそ採用(選択)されるわけだと思います。

②に書いている通り、人材派遣会社のメリットは採用を決定すること。そこでインセンティブが初めて支払われるビジネスモデルだから、とにかく決めないことには売り上げが立たない。もちろん、それによってエージェント個人も評価されるわけだから、決定してくれそうな応募者を、効率良く選んで企業側にきっと提案するんでしょう。

となると、エージェントって完全にプロセスのいち通過点にしか過ぎず、自分の人生全てを懸けたくはないなーって感じちゃいます。つまり目的ではないってことです。だってその人は自分と相性がよくて、さらに企業側にも顔を効かせられる人じゃなきゃだめなんだろうけど、なかなかそんな人っていないだろうし。もちろん、利用できるところは利用させてもらって、情報収集に役立てたり、ラッキーパンチが当たることもあるから、パラで動いておいても損はないと思うけれど。

ってことで、僕だったら②の「企業に直接応募する」にかなりの部分でリソースを割くと思います。
まーもちろん、裏口入学できそうな(笑)、応募会社内部に採用の権限がある知人やコネがあるならば、最大限にそこを突くと思います。その方がなんせ話が早いですし、世の中の成功している社長さん達は、取り掛かりとしてまずそのルートを探すことから始めるのを見てきたので。

まー僕の場合、そんな人脈もないですし、時間ももったいないので、やっぱり自力で勝ち取ることを模索していくと思います。

ってことで、今回はここまで!

 

 

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日本を潤わせるためには一律給付金10万円を何に使うべきなんだろうか

どーも、ひとり社長のYANCYです。

 

見え張って全額募金やら貰わないって言いたいところだけれど

 

すいません、大事に使わせていただきます。

 

でも、経済効果を考えたら、やっぱりお金が回る使い方がいいんだろうね。

 

貯金はお金を滞留させちゃうから、社会が潤わなくなる。

 

結果的には自分のところにも戻ってこなくなるしね。

 

まさに、「金は天下の回り物」

 

一律10万円給付ということは単純に12兆円超の財源を使っていることになる。デカいな。

 

日本国家を潤わせるためには、税金をいかに発生させるか。

 

10万円を使った時点で消費税に1割、使用された側の企業が儲かっている場合は実効税率として3割くらい。

 

その企業に残った7割をまた仕入にでも設備にでも広告にでも何かに使ってくれれば、そこでもまた同じように消費税と企業側の税収分が生まれる。

 

お金の連鎖が増えれば増えるだけ12兆円がまた国家に戻ってくる。でまた国はお金を使える。

 

てことを考えれば、貯蓄等でお金を滞留させない企業に使う必要がある。

 

うーんお金を再使用してくれる企業を探さなきゃだね。

 

宝くじやロトは国にすぐに戻っちゃうから、サンドウィッチマンやキスマイには「10万円でできるかな」でお金の連鎖が起きやすい使い方を連想させるロールモデル的な企画をやってほしいなー

1円を笑う者は1円に泣く

どーも、ひとり社長のYANCYです。

 

今日はお金の話をします。

僕のメンター(手広く何十年も経営している社長さん)に出会った頃、質問されたことがある。「私(その社長さん)は高いものが好きなの?それとも安いものが好きなの?」と。

 

当時、僕の儲かっている社長さんのイメージって、やっぱり「高いもの好き」だった。「車はベンツに乗って」とか「時計はロレックス付けて」とか「ドンペリを嗜んで」とか。お金が余っている人は何でも高いものを好み、お金を使うことにステータスを感じているんだろうなと思っていた。まー確かにそういう社長さんもたくさんいるとは思うし、実際にそういう人も見てきた。

 

ところがそのメンターの答えは「安いものが好き」だった。

 

その社長さんは、決してお金を持っていないわけではない。むしろ僕が想像できない程、儲かっていると思う。でもそんな人でも、限りなく無駄な消費を抑えるようにしている。例え1円だって安いものがあれば、そっちを買うだろう。

 

1円の価値を理解できていない人には、大きなお金は回ってこない。小さなお金をコントロールできてこそ、大きなお金を徐々に動かせる人間になっていくのだろう。

 

もちろん、一発屋はいるとは思う。ハイリスクハイリターン投資やら相続、はたまた宝くじやらで、まとまったお金が一編に入ってくることもあるだろう。でもお金の使い方を知らない人はそういったお金も有効に利用することができず散財してしまう。結局、資産を維持することができなくなるのだろう。続けていくというのは本当に大変だから。

 

案外、派手そうに見える社長さん達も、事業を継続できている人はケチな人が多い。周りからはそう見えないだけで。

 

では、お金を一切使わなければいいのかというとそうでもない。1円の価値というものが分かった上で、自分にとって価値があるものにお金を使うのである。そのメンターもそういった価値があると判断したものには一切惜しみなくお金を使っている。きっとお金を使うというよりは、投資していると言った方が正しいのかもしれない。そのお金によって、何のリターンが得られるかと。

 

お金というものは、「人」「物」「時間」「情報」「健康」などありとあらゆるものに交換できる。まさに流動資産だ。最も互換性が高い資産ということだ。「物」は特に価値が落ちていくものが多いから注意が必要だ。価値が上がる場合もあるが、基本的には手にしたその瞬間から価値が下がる。なんだったら捨てるにもお金がかかるし。

 

固定費の記事も書いたから見て下さい。

yancy-x.hatenablog.com

 

で、だからこそお金を使うときには、常に自問自答をする必要があるのかもしれない。「これは自分にとって今必要なものなのか」、「これは金額に見合った価値があるものなのか」、「これはこれからも不良資産にならないか」。そしてさらにそのものの価値が、お金と交換した後にもっと増えていくものなら、なお良いと思う。

 

面倒くさい、思考停止、まあいいっかはあまりよくない。時間がある時は安くて価値が高いものを見つける努力が必要だ。さらに少しでも不要だと思ったものは、見合わせる勇気を持つことも大切なんだろう。

 

まー、人生は長い。だから遅かれ早かれ嫌でもお金で悩む瞬間は誰にでも来るだろう。そんな時こそお金の勉強をするタイミングだと思う。もちろんそうなる前に無駄を減らす習慣を身に付けておくのがよいと思うが、そんなに人間の心というものは強くない。

 

今こそ、こんな状況だからこそ、真剣にお金に向き合わなければならない。未来の自分のために。不況は人を強くする。そう自分に言い聞かせてみた。

不況になると固定費地獄に苦しめられる

どーも、ひとり社長のYANCYです。

 

コロナ不況が始まり、飲食業を始めとする中小企業が本当に苦しくなってきている。既に倒産している会社も出てきており、ますます不景気の連鎖は進んでいくだろう。

 

こういった不況下では固定費が企業に重くのしかかってくる。流動性が無いものは、即座に手放すのが困難だし、内部留保を削り続ける。

 

一方好景気の時において、固定費は売上げの向上に貢献することも多いので、どれくらいのウェイトで固定費を保有しておくかっていうのがポイントになってくるんだろう。

 

そういった意味で経営ってものは本当にさじ加減が難しいものなんだなって実感している。

 

臨機応変に対応できる体制とバランス感っていうものを、好況時から準備しておかなければいけないし、何よりもビジネスは自分の身の丈に合ったサイズ感で運営していかないと続けていくことができない。

 

ってことを改めて肝に銘じてみた。

うちの夫婦は結構平等だ

どーも、ひとり社長のYANCYです。

 

我が家では、家賃、生活費、交際費等の金銭面は基本的に割り勘で、もちろんごはんの準備、掃除、洗濯、茶碗洗い、買い物等の家事も当然全て平等に行っている。

 

「権利と義務」という義父の言葉を聞いて育ったという彼女も、僕の尖った考え方にそれなりに理解を示してくれてそんな生活を送っている。

 

旧来型の結婚というシステムでは、男は仕事、外からお金を稼いできて、女は家事、家を守るっていう分業が行われてきた。仕事でもそうだと思うのだが、専門セクションを作るという事は、もちろん効率が上がるし、合理的ともとれる。

 

けれど、自分達の親世代を見ていると、常に何かしらの精神的な不満を抱えているように見える。分業した時点で義務が明確化されてしまい、相手に対して権利を主張したくなってしまう。なんだったら義務を全うしてなかったとしても。

男「仕事で疲れているんだから、家事は全部やってくれよ」

女「給料少ないんだから、ちょっとは手伝ってよ」

 

既に世界的に男女平等の社会に向かっているし、ヨーロッパでは男女不平等と感じることは少ないという。日本でも社会的に女性が活躍できる場がようやく少しずつ増えていっているし、男子ごはんなる番組も定着して、男性もこれから一層家事ができなきゃいけなくなるだろう。この流れは不可逆的でこれからはさらに加速していくと思う。

 

ちなみに僕らには子供がいない。日本とヨーロッパの違いはまさにそこで、育児に対するシステムがすでにヨーロッパにはある。だからこそ、僕らはこの生活を続けていけているというのは間違いなくある。今後の日本の課題は、子育てに優しい環境を社会全体で作っていくことだと思う。それなしでは男女平等はありえない。

 

そんな僕も妻も現状の生活には結構満足できていると思う。男であっても家事をやらなければならないって必然的に思えるし、妻も、自分達の母親が精神的に戦ってきた、養ってもらっているという引け目を一切考える必要がなく、堂々と半分家事をやっている。

 

それぞれが、仕事と家事をやっているからこそ、どちらの大変さも面倒くささも分かる。だからこそ、相手に感謝できるし、何事も必要以上には望まない。どちらかが体力的に出来ない時は、どちらかが補えばいい。どちらもダメな時は、部屋が汚くたって、美味しいものを食べられなくったって、そもそもそれ自体を諦める。「やれる時にやれる事をやれる人がやる、やれない場合は諦める」、これが我が家のポリシーだ。

 

友達と一緒、友情は稼いでいようがいまいが飲み代は割り勘。親しき中にも礼儀あり。平等であるがゆえに、相手を思いやれる丁度いい距離感がそこにはある。

 

ってことを考えながら、今日の晩ごはん何作ろうかなーって思いを巡らせてみた。